2025-11-20 Nippon TV News

電気自動車トラックのバッテリー交換実証実験、配送効率化に期待

電気自動車トラックのバッテリー交換ステーションの実証実験

日本テレビの報道によると、電気自動車トラックのバッテリーを充電ではなく交換する新システムの実証実験が公開された。従来の充電時間約1時間に対し、バッテリー交換は約7分で完了し、配送の効率化に大きく貢献する。交換はステーションからアームが伸びて両側から同時に行われる仕組みで、充電待ち時間削減により顧客の事業活動への影響を軽減できる。今後、全国のファミリーマート配送センターなどへ導入拡大を目指している。

電気自動車の普及において、充電時間の長さは大きな課題の一つとされてきました。特に物流業界では、配送スケジュールの制約から充電時間を確保することが難しく、EVトラックの導入が進まない要因となっていました。今回のバッテリー交換システムは、この課題を解決する革新的なソリューションとして注目されています。

実証実験では、専用のバッテリー交換ステーションに車両が入庫すると、自動化されたアームが車両の両側からバッテリーパックにアクセスし、使用済みバッテリーを取り外して充電済みのものと交換します。この一連の作業はわずか7分程度で完了し、ドライバーは車両から降りることなく作業を待つことができます。交換されたバッテリーはステーション内で充電され、次の車両に使用されます。

今後は全国のファミリーマート配送センターを中心に導入を拡大し、物流のカーボンニュートラル化と配送効率の両立を目指すとしています。

出典: Nippon TV News